グリーン・デイ、カムバック
写真は音楽業界誌ビルボードより
来年(2017年)、結成30周年を迎える3人組ロック・バンドのグリーン・デイ。10月に発売が予定されているアルバム「レボリューション・レディオ」からのファースト・シングル「バン・バン」がアメリカのラジオ局で絶好調だ。オルタナ系ロック・ラジオ局のエアプレイ・チャートで今週、10位に初登場した(メディアベース社調べ)。中身を見ると凄い。オルタナ系ロック・ラジオ局の総本山、ロサンゼルスのKROQ-FMでサンプル配布後、5日間で37回かかった。1日に7回。極めて異例。総本山のKROQは曲がどんなに良くても、頭からこんな風には決してかけない。当ブログの筆者にとっても初めての経験。因みにKROQはKロックと呼ぶ。
グリーン・デイは寡作のバンド。インディーズ時代も含め、スタジオ・アルバムは11枚しか発売していない。2004年の「アメリカン・イディオット」と2009年の「21世紀のブレイクダウン」がビルボード・アルバム・チャートの1位になった。しかし2012年の3部作、「ウノ!」、「ドス!」と「トレ!」はこけた。この年ラスベガスで開催されたiHeartRadioミュージック・フェスティバルに出演。ビリー・ジョー・アームストロングは演奏時間が短すぎるとキレてギターを叩きつけ退場。そのまま薬物乱用の治療の為リハビリ施設に送られた。これがアルバム3部作にセールス面で大きなダメージを与えた。
パンク・ロックと呼ばれながらも2006年、「アメリカン・イディオット」に収録された「ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス」でグラミー賞の「最優秀レコード賞」を受賞する。このアルバムはブッシュ大統領のイラク戦争に大反対を表明する内容でもあった。ニュー・アルバム「レボリューション・レディオ」は10月6日に発売される。
「バン・バン」の公式歌詞ビデオ
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