プリンスのゴタゴタ話

ユニバーサル・ミュージックは、プリンスのカタログ・ライセンス契約で、不正確で詐欺的な説明疑惑を非難している。その結果、プリンスのレコード(プリンスが持つ自らのレコード会社NPGの原盤)は再び競合するレコード会社に売り出される可能性が出てきた。ラジオ業界誌ヒッツが伝えている。

今年の2月、ユニバーサルミュージックはプリンスの遺産管理団体と、既に発売されている1995年以降の作品の販売権と未発表の作品の販売権に加え、音楽著作権の管理やプリンスのマーチャンダイジング(グッズ等)やブランド(ネーミングや肖像権等)について総額33億円(1$110円換算)で契約を交わした。この中には1978年から1995年までに録音されたワーナーミュージックのカタログのうち、幾つかの主要タイトルを2018年からアメリカ国内だけで販売する権利も含んでいる。パープル・レインを含む4枚のサウンドトラック盤は含まれていない。サウンドトラック盤は未来永劫ワーナーミュージックが持つという。映画業界の契約があるのだろう。

しかしこの主要タイトルは2018年には契約が切れず、2021年までワーナーミュージックとの契約が残っていると関係者が証言している。誰がプリンスの遺産管理団体から頼まれ、ユニバーサルミュージックと詐欺的交渉をしたのか。チャールズ・コペルマンという男がいる。音楽著作権業界では誰もが知っている。現ソニーの音楽出版Sony/ATVのマーティン・バンディア会長と組んでその昔音楽出版社SBKを立ち上げ、CBSレコード(現ソニーミュージック)の音楽出版部門エイプリル/ブラックウッドを買収、その後SBKを300億円ほどでEMI音楽出版に売却した。今回の交渉はこのコペルマンとプリンスのマネージャーだったロンデル・マクミランが遺産管理団体に売り込み、担当していた。

そして遺産管理団体はユニバーサルミュージックのクレームを受けたのか、チャールズ・コペルマンとロンデル・マクミランを解雇した。4月10日、プリンスが残した無形財産の運用について、元レディー・ガガのマネージャーで、定額制音楽ストリーミング・サービスのスポティファイの責任者(Global Head of Creative Services部門)を務めるトロイ・カーターがアドバイスをする事になった。

死後1年。莫大な利益を生むアーティストは簡単に決着がつかない。



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