パンドラ株大暴落
先週の木曜日、インターネット・ラジオ最大手のパンドラが第3四半期の決算を発表。翌金曜日、前日に比べ24.56%大幅ダウンの5.59ドルで引け、大暴落した。上場来の最安値を記録した。
前年同期で、売り上げは8%伸びたが、広告収入は前年同期に比べ僅か1%の伸び。アナリスト達は6%の伸びを期待していた。一番の下落要因は、音楽業界がストリーミングで沸いているのに、パンドラのアクティブ・リスナーは対前年同期で5.4%も減少した事のようだ。
音楽ストリーミング・ビジネスは戦国時代だ。しかし今回はっきりしたのは、広告を聞いてまで音楽は聴きたくないという事だ。パンドラは売り上げの大半が広告収入だ。今回のパンドラ株大暴落の件、定額制音楽ストリーミング・サービス最大手のスポティファイには広告を聞く無料会員が半数を占める。スポティファイは有料会員を増やす策をこうじるだろう。またアップル・ミュージックはストリーミング・リスナーの動向をより詳しく調べるかもしれない。