台風の目になるか、役者は揃った

音楽業界誌ビルボードとラジオ業界誌ヒッツがダグ・モリス・ソニーミュージック会長の動向を伝えた。

ダグ・モリスはこの3月、ソニーミュージック会長を退任する。両誌に言わせると、79歳のダグ・モリスは引退する気がサラサラ無いそうだ。新しいレコード会社を立ち上げるようだ。ヒッツ誌によると「トゥエルブ・トーン(12 Tone)」という会社だという。参加するのは誰か。アメリカの音楽業界は好きな奴としか仕事はしないが鉄則。

噂になっているトップはジミー・アイオヴィン。定額制音楽ストリーミング・サービス、アップル・ミュージックの幹部だ。今年後半にアップル・ミュージックとの契約が切れる。ヒッツ誌は去年からジミー・アイオヴィンがアップルを辞めると報じていた。ダグ・モリスがユニバーサルミュージック会長の時、ジミー・アイオヴィンは傘下のインタースコープ・レコードの会長だった。アップルがiTunesを始める2003年の前、ダグ・モリスはスティーブ・ジョブズとジミー・アイオヴィンのミーティングを設定した。

2006年、インタースコープ会長であるジミー・アイオヴィンはダグ・モリスにビーツ・エレクトロニクス社への出資を提案。ダグ・モリスはゴー・サインを出した。ビーツ・エレクトロニクス社はヒップ・ホップ系のプロデューサー、ドクター・ドレーのアイデアで生まれた高級ヘッドフォンの製造販売会社。

その後定額制音楽ストリーミング・サービスのビーツ・ミュージックを立ち上げる。2014年、ビーツ・エレクトロニクス社はアップルに3520億円(1$110円換算)で売却、ジミー・アイオヴィンはアップル・ミュージックに移る。ビーツ・エレクトロニクス社に出資した事で、ユニバーサルミュージックの親会社ヴィヴェンディは440億円もの富を手にした。ジミー・アイオヴィンはインタースコープ時代、エミネムとレディー・ガガをスターにした。

ジミー・アイオヴィンに続くのはスティーヴ・バーテルズだそうだ。ダグ・モリスがユニバーサルミュージック会長時、傘下のデフ・ジャム・レコードの会長だった。昨年エミネムのマネージャー、ポール・ローゼンバーグに会長職を奪われる。今は無職だ。

また昨年、ハリウッドのセクハラ騒動が起きる前、ソニーミュージック傘下のエピック・レコード会長L.A.リードがセクハラ問題で首になった。ダグ・モリスがユニバーサルミュージックから連れて来たので首にするのは躊躇したのだろうが、ソニーの平井会長はソニーミュージック傘下のコロンビア・レコードの会長を務めるロブ・ストリンガーをソニーミュージック会長に昇格、ロブ・ストリンガーはL.A.リードの首を切った。

そのL.A.リードが新しいレコード部門を含む音楽会社を立ち上げる。Hitcoと言う。この会社にダグ・モリスが絡むのかは現時点で定かではない。

いずれにせよYouTubeの音楽部門のトップは元ワーナーミュージックのリオ・コーエン。スポティファイの音楽アドバイザーのトップは元レディー・ガガのマネージャーだったトロイ・カーター。アメリカの音楽業界は今年、更なるスタッフの離散集合があるのだろう。




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