iTunesストアーの曲がり角

1ヶ月前に当ブログで書いたアップルのインターネット・ラジオiTunes Radio。

アメリカでどのインターネット・ラジオが聴かれているか。エディソン・リサーチ社が調査し、スタティスタ(Statista)社がグラフ化した。調査対象者は12歳以上の2023人。エレクトロニスタ社他が分析している。

ストリーミング・サービス


あなたは普段どのインターネット・ラジオを聴いていますかという質問だが、パンドラが圧勝だった。2位のiHeartRadioはアメリカのラジオ業界最大手のクリアー・チャンネルが運営している。自分達の地上波のラジオとの兼ね合いが微妙だ。アップルが運営する3位のiTunes Radioは大健闘だと分析者達はみている。昨年(2013年)の9月18日にスタートしたので、まだ6ヶ月もたっていない。この調査をもとに、アップルはレコード会社に対して、ビヨンセでやった様に、大物アーティストのiTunesストアーでの、期間限定の独占販売をせまるかもしれない。

ところが先週(4月9日)音楽業界誌ビルボードは、「音楽ダウンロード売り上げの減衰を止めるために導入されたiTunes Radioの失敗は、アップルにiTunesストアーの全面的改修をせまっている」と書いた。音楽の聴き方が有料でダウンロードするよりも、パンドラで自分好みのラジオ局を作るか、スポティファイで聴きたい時にオン・デマンドで聴くか、状況は変化している。

ビルボード誌が「失敗」と指摘するiTunes Radioでの問題点は、iTunes Radioリスナーの僅か1~2%しか「購入ボタン」を押さない事だそうだ。iTunes Radioがitunesストアーでのダウンロード購入のきっかけになると期待したレコード会社は、僅かな「購入ボタン」結果に対して同時期のダウンロードが15%もダウンしている事に危機感を持つ。iTunesストアー全体では、2013年は対前年で25%もアップした。アップルの総売上の9.4%を占める。しかし音楽の売り上げはダウンしている。アメリカの音楽ダウンロード・サービスで実に90%ものシェアを占めるiTunesストアー。レコード会社に取っては大問題になる。

アマゾンがiTunes Radioの様なインターネット・ラジオに参入する話がある。しかしiTunes Radioの「購入ボタン」実績を検討したら、二の足を踏むか、他のやり方を考えなければならないだろう。いずれにせよアップルのiTunesストアーの音楽売り場は全面的な見直しを迫られている。有料のダウンロードか会員制のストリーミングか無料のストリーミング(広告で運営する)か。サービス開始から10年。曲がり角ではある。


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