VEVOの買収にアップルか

ラジオ業界誌ヒッツが昨日(7月10日)、ビーツ・ミュージックのジミー・アイオヴィンが、音楽ビデオ専門サイトのVEVOを買収したがっていると書いた。ヘッドフォンと定額制音楽ストリーミング・サービス(ビーツ・ミュージック)のビーツ・エレクロニクス社は5月末にアップルが3000億円(1$100円換算)で買収する事に合意した。ジミー・アイオヴィンはドクター・ドレーとビーツ・エレクトロニクス社の共同経営者だ。

VEVOが買収されるかもしれないという噂話が5月末に流れた。そして経済情報通信のブルームバーグが、VEVOが株式売却の為に、投資銀行最大手のゴールドマン・サックス社と話し合いに入ったと報じた。

音楽ビデオ専門サイトのVEVOは、現ソニーミュージックの会長兼最高経営責任者ダグ・モリスの主導で2009年12月、ソニーミュージックとユニバーサルミュージックとアブダビ・メディアが株主でスタートした。YouTubeのプラットフォームを使用している為、昨年(2013年)YouTubeの親会社グーグルが7%の株式を取得した。関係者によるとアブダビ・メディアの保有する株は少なく、大株主はユニバーサルミュージックとソニーミュージックだという。

映画会社ドリームワークス・アニメーションに加え、ケーブル・テレビを中心としたメディア大手のリバティ・メディアや通信最大手のAT&Tや投資ファンドのグッゲンハイム・パートナーズ(音楽業界誌ビルボードを所有している)や映画製作のチャーニン・グループ等がVEVOの買収に興味を示しているという。VEVO最高経営責任者のリオ・カラエフは、「もっと多くの番組制作やもっと多くの国での展開を考えると、今が投資家をつのるベスト・タイミングだ」と語った。

噂ではVEVOの売却価格は800億円だと言う。興味ある投資家にとって800億円は高いという。しかしアップルにとってはどうという事もない金額だろう。アップルは既に音楽関連で以下の事業がある。

iTunes Store(小売店)

iTunes Radio(インターネット・ラジオ)

Beats Music(定額制音楽ストリーミング・サービス)

ここにVEVOが加われば、マルチなマーケティングが展開できるとジミー・アイオヴィンは考えるようだ。

仮にVEVOがアップルに売却されたら。ソニーミュージックとユニバーサル・ミュージックには大金が入る。特に経営が大変なソニーにとってはまたとない案件かもしれない。VEVOはプラットフォームだ。VEVOがソニーミュージックとユニバーサルミュージックの音楽ビデオを使いたいのなら従来通り使用料を支払わなければならない。2社にとって、広告収入の分配はなくなるが、従来通りビデオの使用料は入って来る。


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