今週のビルボード・アルバム・チャート(2015年2月28日付)

ラッパーのドレイクが初登場1位になった。カッコ内は前週。


1( -) ドレイク「IF YOU'RE READING THIS, IT'S TOO LATE」  535,000枚

2( -) サウンドトラック盤「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」  258,000枚

3( 4) サム・スミス「イン・ザ・ロンリー・アワー」  164,000枚 

4( 3) エド・シーラン「X」  140,000枚  

5( 1) テイラー・スウィフト「1989」  125,000枚  

6( 6) メーガン・トレイナー「タイトル」  72,000枚  

7( 2) コンピレーション「Now 53: That's What I Call Music」  71,000枚

8(23) ベック「モーニング・フェイズ」  71,000枚

9(15) コンピレーション「グラミー・ノミニーズ」  65,000枚

10(9) マルーン5「V」  63,000枚  


カナダ出身のラッパー、ドレイク(28歳)。先週の木曜日(2月12日)、突然ダウンロード販売が始まった。これでデビュー以来4枚のアルバムが全てビルボード・アルバム・チャートの1位になった。とはいえ、今回のサプライズ発売はもの凄くきな臭いようだ。アメリカの音楽業界人はこのアルバムを、正規のアルバムではなく、ミックステープと見ている。ミックステープは従来、ヒップ・ホップ系のDJが自分の音楽センスを見せたい為のテープ。違法であろうと、選曲や曲と曲の繋ぎ方やスクラッチでDJの個性が出る。ドレイクを始め、ヒップ・ホップ・アーティストはメジャー・デビュー前に宣伝用にミックス・テープを作っていた。

今回のサプライズ発売だが、業界誌ヒッツによると、発売元のキャッシュ・マネー・レコードは蚊帳の外で、全く知らなかったという。キャッシュ・マネーはヒップ・ホップ界の最大手レーベル。ブライアン・ウィリアムス(ニックネームはベイビー)と弟のロナルド・ウィリアムス(ニックネームはスリム)が創業した。最も成功したアーティストはリル・ウェイン。今は傘下にリル・ウェインが運営するヤング・マネー・エンターテイメントがある。ドレイクやニッキー・ミナージュはそこに所属している。

以前からこの兄弟とリル・ウェイン-ドレイク組は揉めていたと言う。キャッシュ・マネー・レコードとユニバーサルミュージックの契約で、リル・ウェインもドレイクも金銭的にうるおはなかった。ドレイクはこのアルバムでキャッシュ・マネー・レコードとの契約が完了。後は4枚目用に制作していたアルバム「Views From the 6」を、自分のレコード会社から秋に発売する予定だという。キャッシュ・マネーはミックステープはアルバムじゃないと主張するだろう。今回の件、今後訴訟で大問題になりそうだ。

2位のサウンドトラック盤「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」はドレイク同様、営業(配給)はユニバーサルミュージックのリパブリック。ユニバーサル映画からしたら、とんでもないサプライズ発売。1位が吹っ飛んだ。

サム・スミスやエド・シーランやベックはグラミー賞効果。今週末の22日にはアカデミー賞の授賞式がある。


ドレイク4枚目




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