TVドラマ「グリー」が金曜日、最終回を迎えた


グリー・ファイナル
写真はFOXテレビより

日本でも人気があった米FOXテレビの「グリー」。金曜日(日本時間の土曜日)、シーズン6の最終回で番組が終了した。6年間に幕を閉じた。

番組は2009年に始まった。オハイオ州のウィリアム・マッキンリー高校の合唱部(グリークラブ)が舞台。涙と笑いのドラマだが、視聴者にとっては毎回、どんな曲を合唱部が歌うかも大きな楽しみだった。ジュディー・ガーランドの「虹の彼方に」といったスタンダード・ナンバーから、ロックの名曲やレディー・ガガといった最新のヒット曲迄。特にロック・グループのジャーニーは何回も取り上げられた。

しかし中には、番組内で自分達が作った曲が歌われる事を嫌い、曲の使用を拒否したバンドもいる。コールドプレイがいい例で、曲を書いているリーダーのクリス・マーティンは、そもそもこのドラマが嫌いだった。

アメリカの著作権法と日本のそれとは違いがたまにある。1番大きな違いは、日本では作詞作曲家がJASRACという管理団体に曲を信託した場合(日本では殆どの作家がそうしている)、JASRACとラジオやテレビの放送局は「包括契約」という契約を結んでいて、乱暴に言うと放送局はどんな曲でも使用できる。1番いい例がテレビ東京の「なんでも鑑定団」で、番組のオープニングで、ビートルズの「ヘルプ」の曲ばかりか、レコード(原盤)も使っている。欧米の業界人が見たら卒倒するだろう。海外ではありえない。レコードの音源使用についても、レコード会社の団体である日本レコード協会と放送局は包括契約を結んでいる。

日本と違ってアメリカでは、テレビの番組で曲を使用する場合、作詞作曲者の許諾を得なければならない。勝手に使えない。許諾料は「指し値」なので、番組制作者と作詞作曲家とで金額が話し合われる。「グリー」の制作陣(裏方)が大変だったのは、毎回高校生が歌う曲を作詞作曲家から許諾を取り付ける事、そして使用の許諾料を払う事だった。作家によってはコールドプレイのクリス・マーティンのように、あの番組が嫌いだとか、エミネムのように許諾料が安すぎるとして断られる場合も多々あったという。業界人によれば、標準的な使用許諾料は1曲240万円(1$120円換算)程だったそうだ。

同じFOXテレビで「グリー」が終了し、突然「Empier 成功の代償」が看板番組で登場した。栄枯盛衰ではある。


グリー最終回
写真はFOXテレビより



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