ジェフ・ベックの伝記本

ジェフ・ベックの伝記本「ジェフ・ベック--孤高のギタリスト」上下巻が7月19日、ヤマハミュージックメディアから発売になった。知り合いの前むつみが翻訳し、これまた知り合いの森幸子が協力した。

著者マーティン・パワーが丹念に取材した詳細な伝記本。叔父のすすめで弦楽器のバイオリンを習ったが全く上手くいかず、チェロも挑戦したが上手くいかない。原因は弓だったとジェフは振り返る。その後ジェフ少年はエレキ・ギター・フェチの道を歩み始める。

当ブログの筆者はベック、ボガート&アピスの担当ディレクターでライヴ・イン・ジャパンの制作に携わったので、そのへんの回想話に興味があった。上巻の最終章(13章)に出てくる。ジェフ・ベックが語る。
「カーマインは本物のチンピラかと思ったよ。ほら、あのダブル・サイズのドラム・セットとかさ。ヤツのドラムの勢いときたらまるで自分の後ろに戦車が控えているみたいでさ。ティムはどうしょうもない完全な変人だったけど、プレイヤーとしては見事だった。ストリート系のヘヴィ・メタル・バンド第一号って感じだった」

著者のマーティン・パワーは「ライブ・イン・ジャパン」についてこう書く。
「日本向けとして制作された『BBAライヴ・イン・ジャパン』は、ベック・ボガート&アピスがライブにおいては他を寄せ付けない実力を発揮するバンドだったことを裏付ける、おそらく唯一の記録だ。大音量をうまくコントロールし、はったりも十分にかまして三人が演奏する。彼等の見事な技量を証明した」

ジェフ・ベックは、
「何故だかよくわかんないんだけど、日本人に俺は大人気で、俺も日本人が大好きなんだ。レコードよりライヴの演奏がいいのは、悪いことじゃないよ。だってそうすれば、ファンが実際にバンドを観たときにがっかりするなんてことがないわけだしね。ライヴ・アルバムはステージで起こるマジックをちゃんと伝えるべきものなんだ」

筆者はこの本を読んでホットした。ジェフ・ベックが「ライヴ・イン・ジャパン」を気に入ってくれていた。2年前の2013年、ソニーミュージックのディレクター中西優一の発案で、アルバムをリマスターする事になった。エンジニアーは当時と一緒の鈴木マツゴロー(本名鈴木智雄)。わずか8トラックでライブ・レコーディングされた1973年5月の大阪厚生年金会館コンサート。鈴木の技で見事に3人のマジックが蘇った。


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