ブラーのデーモン・アルバーン、アデルをこき下ろす

先週イギリスの大衆紙サンがデーモン・アルバーンのインタビューを掲載した。

「一緒にやってくれないかとアデルに頼まれた。それで時間を作った。私はプロデューサーじゃないからどうなるか分からない。彼女はもの凄く不安定。まあ若いからだが」

ブラーはイギリスを代表するオルタナ系のロック・バンド。デーモン・アルバーンはフロントマンで曲を書く。今回アデルのニュー・アルバムの為に5曲書いたという。それが採用されてアルバムに収録されるかどうかが分からないと言う。アデルのスタッフ周りの力関係が分からないが、少なくともアデルが直接デーモン・アルバーンに頼んだとしても、どこかの段階でプロデューサーが介入するはず。アデルが自分がプロデューサーと言えば別だが。

普通はアデルが所属するレコード会社のXLレコーディングズとプロデューサー達とマネージャーとアデルがチームを組む。曲はアデル自身が書くか、プロデューサーと共作するか、第三者の作詞作曲家に頼むかだ。噂ではフィル・コリンズやダイアン・ウォーレン他に頼んだという。

デーモン・アルバーンはアデルの完成した数曲を聴いたそうだ。そして事もあろうに、ものすごいイージー・リスニング(middle of the road)とこき下ろした。普通イージー・リスニングと言ったら、欧米ではポール・モーリアやパーシー・フェイスといった歌のない演奏物だし、歌が入っていても大衆向けの、毒にもクスリにもならない軽音楽。イギリスを代表するロック・バンドのリーダーである私が書いた曲を採用しなかった事に対しての愚痴なのだろうか。真相は分からない。

ところでアデルに曲を書いたら著作権印税が入る。アメリカではレコードに1曲使われたら法定レートで決められている9.1セント(約11円)が著作者と音楽出版社にレコード会社から支払われる。これをメカニカル・ロイヤルティと呼ぶ。アデルの前作「21」は、アメリカだけで1100万枚売れた。1曲で1億2千万円の支払いがある。加えてiTunesやアマゾンからは個々の曲のダウンロードから支払いが発生する。それと既存のラジオ局やパンドラのようなインターネット・ラジオやスポティファイ等の定額制音楽ストリーミング・サービスからのパフォーマンス・ロイヤルティと呼ばれる著作権使用料が入る。ミュージシャンや作家なら、アデルに使って貰いたい。



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