スポティファイの戦略転換

スポティファイ


経済新聞ウォール・ストリート・ジャーナルが定額制音楽ストリーミング・サービスのスポティファイが戦略を転換するかもしれないと報じた。コールドプレイのアルバムが引き金になっているという。

スポティファイのビジネス・モデルは、有料会員と広告が入る無料会員で構成される。アップル・ミュージックは有料会員だけだ。しかし3ヶ月の無料お試し期間がある。テイラー・スウィフトはアルバム「1989」の音源をスポティファイに提供しなかった。アデルはアルバム「21」を発売する時、スポティファイに有料会員だけが聴けるようにしてくれと頼んだが、スポティファイは断った。その結果か、アデルはアルバム「25」の音源をスポティファイに提供していない。

コールドプレイも同様にスポティファイに、有料会員だけが聴けるようにと提案した。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、スポティファイは数週間にわたって検討した。有料会員しか聴けないシステムはどうすべきか。しかしスポティファイの創業者であるダニエル・エクはかたくなで、無料会員が増えればそれが必ず有料会員につながるという信念を崩さない。しかしそうも言ってはいられない局面を迎えたとウォール・ストリート・ジャーナルは伝えた。記事の見出しは「Spotify Considers Allowing Some Artists to Withhold Music From Free Service」だ。「スポティファイは幾つかのアーティストに対して、無料サービスからの引き上げを許す事を検討している」

経済新聞ウォール・ストリート・ジャーナルも全く分かっていない。アーティストに許すといっても、レコードの音源の所有者はレコード会社だ。コールドプレイならパーロフォン、テイラー・スウィフトならビッグ・マシーン、アデルならXLレコーディングスだ。ゴシップ誌ならいざしらず、経済新聞ならもう少し裏を取ったらどうだ。レコード会社が嫌だと言えば、困るのはスポティファイ。あげくスポティファイがアーティストを許すという見出し。スポティファイは音源に関して何の権利も持っていない。オンデマンドのサービスをやりますと言って、レコード会社にお願いをしている。日本でスポティファイが立ち上がらないのはまさしくこの事が原因なのだ。

いずれにせよ、スポティファイの独走に待ったがかかり始めたのは確かだろう。年内で700万枚を超えるアデルのアルバム「25」はスポティファイのみならずアップル・ミュージックや他の定額制音楽ストリーミング・サービスで聴く事が出来ない。因みにコールドプレイは腰砕けか、有料会員だけが聴ける期間は僅か1週間で、明日から無料会員も聴けるそうだ。因みに前作「ゴースト・ストーリーズ」は数ヶ月間も音源を提供しなかった。



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