アデルの大成功で大迷惑をするリアーナ

リアーナ
写真はロック・ネイションのHPより


カリブ海のバルバドスから出てきた女性シンガーのリアーナ。もう27歳になる。ユニバーサルミュージックのデフジャム・レコードと契約し、2005年にアルバム「ミュージック・オブ・ザ・サン」でデビューした。今年で10年になる。「アンブレラ」他、数多くのヒット曲がある。しかしアルバムのセールスはかんばしくない。2012年に発売した7枚目のアルバム「アンアポロジェティック」でようやくビルボード・アルバム・チャートの1位になった。

昨年(2014年)、デフジャムからジェイ・Zがオーナーのロック・ネイションに移籍した。心機一転のアルバム制作。アルバム発売日が未定のまま、今年の1月にポール・マッカートニーとカニエ・ウェストとのコラボレーションで、シングル「FourFiveSeconds」を発売した。シングル・ヒットの女王なのに、ビルボード・シングル・チャートの最高位は4位だった。続くシングル「Bitch Better Have My Money」は最高位15位、その後に発売されたシングル「American Oxygen」は最高位78位で、ニュー・アルバム「Anti」からのシングルはほとんど不発に終わった。3月にジェイ・Zは定額制音楽ストリーミング・サービスのタイダルを買収した。リアーナも株主だ。ジェイ・Zがこのアルバムをタイダル独占にしたかったが、如何せんヒット曲に乏しい。

そんなリアーナに超大型のタイアップ話が舞い込んだ。スマートフォンのギャラクシーで優位に立つ韓国のサムスンから、TVコマーシャルやツアーを含む30億円(1$120円換算)のオファーだ。下の表は今年(2015年)第1四半期の、全世界に於けるスマートフォンの出荷台数のシェアだ。アップルを後塵に、サムスンがトップだ


サムスン
ソースはCounterpoint Research社


しかしサムスンは、第4四半期(10月~12月)に予定していた、理由は定かではないが、スマートフォンの新機種のキャンペーンを中止し、来年3月に延期した。ハシゴを外されたのはリアーナだ。圧倒的なTVコマーシャルでニュー・アルバム「Anti」を売る最大のチャンスだった。またロック・ネイションのジェイ・Zにとっても、ストリーミングの独占でタイダルの起死回生を狙っていた。

こうなったらリアーナはアルバムだけでも発売する。ビヨンセがやったようにiTunesストアーでの独占販売だ。前作「アンアポロジェティック」は発売初週で238,000枚を売り、ビルボード・アルバム・チャートの初登場1位になった。ところが今回はアデルが1位から動かない。ラジオ業界誌ヒッツによると、サプライズ発売日は12月4日にした。これではアデルの「25」を超えられない。発売日を12月11日にした。これでもアデルのTV出演があって無理だ。残る発売日の可能性は今週の18日しかない。これを過ぎたらクリスマスが終わる。リアーナにとってはサムスンに振り回された。サムスンからすればリアーナを振り回したなんて微塵もないだろう。



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