サムスンがタイダル買収か

先週の木曜日(2月25日)、新聞ニューヨーク・ポストが、「サムスンがタイダルを買収の話し合い」と伝えた。タイダルはラッパーの大物ジェイ・Zが昨年3月に買収したスウェーデンの高音質を売り物にした定額制音楽ストリーミング・サービスの会社。1年も経たないうちの身売り話。

タイダルは有料会員のみのサービスで、契約数は100万だと言われている。同業者のスポティファイやアップル・ミュージックにはかなわない。しかし株主にアーティストを取り込む事で、「タイダル独占」を打ち出した。リアーナの最新アルバム「アンチ」もそうだし、カニエ・ウェストの7枚目にあたるニュー・アルバム「The Life Of Pablo」もタイダル独占で、アップルでは絶対売らないとカニエはツィッターで発信した。何かの不具合で、アルバム50万枚が無料でダウンロードされた。原盤権はカニエ・ウェストには無く、ユニバーサルミュージックが被害を受けた。

サムスンはスマートフォン(ギャラクシー)向けに無料のインターネット・ラジオ型の音楽ストリーミング・サービス「ミルク・ミュージック(Milk Music)」をオーストラリアやニュージーランドで始めている。いかんせんギャラクシーだけの対応なので会員は増えない。しかしサムスンの音楽を取り込む姿勢は強く、リアーナの最新アルバムや世界ツアーに34億円(1$120円換算)を費やしている。

以下のグラフはカウンターポイント・リサーチ社による、2015年第1四半期の、世界のスマートフォンの出荷ベース市場占有率だ。
サムスン


ニューヨーク・ポスト紙によれば、グーグルやスポティファイもタイダルの買収に興味があるという。以前同紙は、ソフトバンクが親会社のスプリントがタイダルに出資するという記事を書いた事がある。

結局、ジェイ・Zはラジオ業界誌ヒッツが指摘していたように、自分の金は持ち出さず、金を持っている投資家にタイダル買収の話を持ちかけ、スポティファイに勝てっこないのに、投資家にはこのビジネスが大成功しますと言い、買収後サムスンのような大企業に売却を話しかける。なにか土地転がしのような匂いがする。いずれにせよタイダルはどこかに売られる。インターネット・ラジオ最大手のパンドラも売却話が出ている。今年(2016年)はストリーミング・サービスに大きな変化がありそうだ。



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