カニエ・ウエストが巻き起こす混乱その2

ラッパーのカニエ・ウエスト(38歳)が迷走している。7枚目にあたるニュー・アルバム「The Life Of Pablo」は定額制音楽ストリーミング・サービスのタイダルへ独占で提供し、アップルでは絶対売らないとツィッターで発信した。実物のCDも発売しない。3年前の前作「イーザス」はビルボード・アルバム・チャートで初登場1位だった。作詞作曲家が困惑している。ラジオ業界誌ヒッツが伝えた。

アルバムに収められている曲で、プロデューサー達には印税の前渡し金(アドバンス)が支払われる。しかし作詞作曲家にはアドバンスがない。日本と違って、アメリカではレコード会社から直接作家に印税が支払われる。JASRACというような徴収団体は無い。レコードに1曲使われたら法定レートで決められている9.1セント(約11円)が著作者と音楽出版社にレコード会社から支払われる。これをメカニカル・ロイヤルティと呼ぶ。

カニエ・ウエストのアルバム「The Life Of Pablo」に書いた作詞作曲家には、実物のCD売り上げやiTunesストアー他の有料ダウンロードやタイダル以外の定額制音楽ストリーミング・サービス会社からの印税がゼロ。あげくに、業界誌ヒッツによれば、直近の定額制音楽ストリーミング・サービスの市場占有率(マーケット・シェア)はスポティファイが65%、アップル・ミュージックが25%、アマゾン・プライムが5%、グーグル・プレイが3.25%で、タイダルは僅か1.75%だ。これでは作詞作曲家への印税は限りなくゼロに近い。ジェイ・Zのタイダルを助けるにせよ、作家は浮かばれない。



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