レッド・ツェッペリン「天国への階段」裁判が摩訶不思議な展開に

レッド天国への階段


6月14日から始まったレッド・ツェッペリンのロバート・プラント(67歳)とジミー・ペイジ(72歳)の「天国への階段」のイントロのギター・リフが盗作だと訴えられた裁判。裁判は思わぬ展開を見せている。訴えた側に著作権の権利がないと。

アメリカのロック・バンド「スピリット」のギタリスト、故ランディ・カリフォルニアの遺産管財人であるマイケル・スキッドモアが、「天国への階段」のイントロが、スピリットの1967年の楽曲でランディ・カリフォルニアが書いた「Taurus」の盗作だと主張した。遺産を相続できる妹のジャネット・ウルフがこの管財人を通して訴えたようだ。盗作だと言っても「Taurus」はインスト曲なので詩がない。メロディーが似ているというものでもない。似ているのはイントロのギターだけだ。

ここにきてジミー・ペイジとロバート・プラントの弁護士は「ランディ・カリフォルニアが書いたが、彼は著作権を所有していない」と主張した。これはどういうことなのか。ランディ・カリフォルニアはホーレンベック・ミュージックという音楽出版社に頼まれて曲を書いた。「職務著作」だ。英語ではworks for hireとかwork made for hireという用語がつかわれる。作曲した個人ではなく作曲を依頼した企業が著作者になるというもの。映画業界ではよくある。最初にギャラが支払われ、印税は発生しない。

よって著作権者であるホーレンベック・ミュージックが訴えるのなら筋が通るが、著作権者ではないランディ・カリフォルニアでは裁判にならないという。「似ている似てない」や「Taurusなんて聴いた事がないし盗んでいない」から話が思わぬ方向に展開し始めた。

しかし元はと言えばレッド・ツェッペリンの借り物癖もある。「レモン・ソング」はハウリング・ウルフから。「ベイブ・アム・ゴナ・リーブ・ユー」はアン・ブレドンから。「ユー・シュック・ミー」と「胸いっぱいの愛を」はウィリー・ディクソンから拝借した、とイギリスの音楽業界誌ミュージック・ウィークは書いた。



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