伊藤政則の"遺言"

昨日9日、「伊藤政則の"遺言"」が出版された。当ブログの筆者の友人、伊藤政則が雑誌BURRN!編集長の広瀬和生とのトーク・イベントをまとめたもの。2016年6月から2017年1月までの5回分を収録した。70年代の日本のヘヴィ・メタル/ハード・ロックの裏話が楽しめる。伊藤政則氏とか伊藤政則さんとか言うのは当ブログの筆者にとっては少し収まりが悪い。6歳年下。CBSソニー(現ソニーミュージック)時代からの付き合いなのでもう45年にもなる。なので今もってセーソクと呼んでいる。

伊藤政則は1953年の生まれ。岩手の出身。音楽の道に入るきっかけは、高校時代に岩手放送の名物ディレクター、故北口惇夫さんに出会った事。当ブログの筆者がレコード会社CBSソニーに入るきっかけは、秋田放送の敏腕ディレクター、金子健二さんに鍛えられた事が大きな要因。当時地方のラジオ(AM)局には優秀なディレクターが数多くいた。

伊藤政則は進学の為上京後、ロック喫茶でDJを始める。レコード会社の洋楽部に出入りを始めたのは1970年代の前半。筆者は伊藤政則にCBSソニーの社員にならないかと誘った事がある。「朝起きれない」という理由で断られた。その後伊藤政則は影になり日向になり、CBSソニーのヘヴィ・メタルやハード・ロックを応援してくれた。イギリスのバンド、ガールの売り出しに始まり、ディレクターの故村上太一や女性ディレクターの佐藤ますみが一本釣りで獲得したホワイトスネイク、メタリカやストライパー他をサポートしてくれた。

文中にも出てくるが、イギリスのグループ、ガールの取材でバーミンガムに行って貰った。ライブの後のホテルでのディナー。バーミンガム1番のホテルだというのに、肉はナイフで切るのにてこずり、パンは湿っていて歯がたたなかった。セーソクも私も残した。ガールは全員完食した。ガールはグループとしては大成しなかったが、ボーカルのフィリップ・ルイスはL.A.ガンズを結成、ギターのフィル・コリンはデフ・レパードに加入した。余談だが当時のCBSレコードUKの国際部窓口はアンディー・スティーブンス。ガールの取材を手配してくれた。CBS退社後、故ジョージ・マイケルやスーザン・ボイルのマネージャーをやっている。


伊藤政則の伊藤政則の"遺言" (BURRN!叢書)
伊藤 政則

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